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奇跡のさくら その1
こんにちは企画担当のGです!☺
わが社のソメイヨシノ🌸がとうとう散り始めてしまいました😭
この桜の樹齢は今年で112年になるそうで、確かに幹が太い!
なんだか威厳すら感じます。
実はこの桜、他のところから移植されたもので、ちょっとした奇跡の桜なんです。
今からおよそ26年前、この十日町市に新しいショッピングモールが出来るとの
ニュースが流れました。その建設予定地には地域の名物ともいえるほど、
それはそれは見事な桜の木がありました。
桜を残して欲しいと1,500人を超える署名が集まり、オーナーさんも何とか他所へ
移植しようと色々な業者さんをあたってみたのですが、年老いた大木の移植は
なかなか難しく引き受けてくれる人はいませんでした。
桜の花は散り、葉の生い茂る季節、新聞にひとつのメッセージが
掲載されました。
「この桜を残すのは多くの理由から難しく、代わりに桜並木を作る
のでどうかご理解ください」といった風の内容だったと思います。
桜の木は葉が生い茂ってからの移植は若木でもほとんど成功せず、
この古く大きな桜はでは間違いなく根付かないとのことでした。
それを見た我らが社長は、何とか桜を助けたいという思いに駆られ
オーナーさんのもとへ。
社長は以前、その近辺に工場を借りていた時期があり、この桜を
毎日見上げながら出勤していたそうです。
そのあまりの見事な姿に惚れ込み、尊敬の念すら抱いていたと聞きました。
社長も知る限りの業者さんを当たってみましたが、どこも「出来ない」
の一言。そこで、一度断られた知り合いの造園業者に掛け合い
「失敗しても費用は全額支払います」と一筆し、挑戦してみることに。
その業者さんも、この時期の桜の移植はタブーとされているため経験が
なく、この滅多にない機会にチャレンジしてみたかったそうです。
オーナーさん自身がこの桜に特別な思い入れがあったこともあり
「そこまで言うならあなたに賭けてみよう!」と、すんなり無償で
桜の木を譲ってくれました。
さあ、いよいよ移植本番です!
つづく
2019年04月22日